自己紹介
鍼灸師:田平 早苗
こんにちは、つんつく堂鍼灸院の 田平 早苗(たびら さなえ)と申します。
私自身の話を少しさせていただきますね。
※大阪教育大学卒業 小学校一種免許取得
※一般企業に就職の後職場結婚
※塾講師、家庭教師などの仕事
※不妊治療開始
※引っ越しの後、妊娠出産
※二人目不妊で再度不妊治療
※鍼灸治療を受ける
※第二子妊娠出産
※関東鍼灸専門学校卒業 鍼師・灸師免許取得
私が鍼灸と出会ったきっかけは、ズバリ不妊治療でした。
結婚後すぐにでも子どもはほしかったのですが、なかなか授かることなく年月が過ぎていきました。当時は若かった為さほど焦ることなく、しばらくは夫婦二人の生活を楽しめばよいか、そのうちにできるはず、と思っていたのです。
今思えば、若いのに妊娠しないということの問題性に全く気付いていない!
3年が過ぎたころ親からの猛烈なプレッシャーに負け、婦人科で検査を受けることにしました。夫婦ともに問題は見つからず、基礎体温をつけてタイミング、というところからスタートしたのです。
毎月の婦人科への通院、プライベートなことをさらけ出し、管理される感覚、
今月こそは!という期待が毎月のように打ち砕かれるストレス。
当時はこの後延々ステップアップしながら続く治療の日々になるとは、つゆほども思っていなかったのです。
不妊治療の日々は、ネットで病院やらサプリメントやらおまじないの類まで何でもよいから情報を集めて回る日々でした。
私が鍼灸治療を受けたのは実に不妊治療を始めてから10年以上たってからでした。
10年!2人目を希望して高度生殖医療を繰り返すも結果の出ない数年を経てからです。
なぜもう少し早く鍼灸にたどり着かなかったのかと思います。
しかし私にとっては鍼灸はそれ程遠い存在だったのです。
まさに最後の手段、藁にもすがる気持ちでした。
そんな私だからこそ、同じ立場の方の気持ちに寄り添い、一緒に進んでいけると思うのです。
鍼灸って(痛そう)とか(怖そう)とか思いますよね、私も踏み切るのにためらいました。
でも、実際に受けてみるととても心地よく身体も心もゆったりと緩むのを感じていただけると思います。
屋号にしている「つんつく」とは皮膚を圧迫する「ていしん」という鍼のことを、こどもが「つんつくして!」
と言っていたところからきているのですが、赤ちゃんから施術できる全く痛くない鍼です。
敏感な方も痛みを感じることなく鍼灸を受けていただくことができます。
少しでも興味をもたれたかたは、ぜひ一度鍼灸を試してみてください。
鍼灸というと、腰痛や肩こりに良さそうと思われる方が多いかと思います。
もちろん腰痛にも肩こりにも有効ですが、胃腸など内臓やさらにはメンタルにも実は効果的なのです。
ひとの身体は何もかも含めて成り立っているので、腰だけ、肩だけと考えるのはかえって不自然なのかもしれません
だからこそ心の不調が身体に症状となって出ることがあるし、内臓が原因で腰が痛い場合もあるわけです。
東洋的な鍼灸の考え方では症状のある部分だけではなく、身体全体、もっと言えばその人の生活や過去まで含めて
なぜその症状がでているのか?と考えるのです。
だからこそ「妊娠・出産」や「成長・発達」といった人の自然な生命の営みや自然治癒力を高めるといったことにも
鍼灸は影響を及ぼせるのではないかと思うのです。